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カメラ基礎知識

一眼というカメラを初めて手にするあなたに

入門機にはAUTO撮影機能、シーン別に合わせて撮ることができる機能がついてるカメラが多いので、初心者の人でも簡単に綺麗な写真を撮ることができます。しかし、あえて自分でカメラの設定を変えていくことにより、AUTOにはできない自分だけの写真を撮ることができたり撮ることへの楽しさも実感できるのではないかと思います。

ここでは、今後の撮影テクニックに役立つ基本的な用語とその役割を説明します。

ISO感度

ISO感度
ISO感度は、少ない光で撮れるよう、光を感じる感度を上げてやる機能です。

暗い場所ではシャッタースピードが遅くなりブレてしまうため、三脚が必要な場合がありますが、ISO感度を上げることにより高速なシャッタースピードを維持できます。

ただし、感度が高くなるにつれ画質も荒れてきます。

露出補正

露出補正
露出補正は、カメラが決めた適正露出を、撮る側がコントロールし写真を暗くしたり明るくしたりすることです。

例えば、白いお皿を撮ろうとすると、カメラは白いものを明るい場所と判断するため、全体的に暗めな写真になってしまいます。また、夜景など暗い場所では、カメラは明るく写そうと判断し、暗い箇所がグレーのようになってしまいます。そこで、より明るく撮りたいときは露出補正をプラスにし、より暗く撮りたいときは露出をマイナスにすることで、明るくふわっとした写真や暗部が引き締まった写真を撮ることができます。

絞り

絞り
絞りはレンズが光が通る量を調節する仕組みのことです。

絞りを開くとたくさんの光を通します。絞ると逆になります。絞りの穴の状態をF値で表し、
その値が小さいほど多くの光を通します。なので、F値が小さい=明るいレンズです。
また、絞り値を変えると、被写界深度が変化して、ボケの度合いもコントロールできます。
絞りを開く、つまりF値を小さくするにつれボケの度合いも強くなります。

ホワイトバランス

ホワイトバランス
光源が発している光に合わせて、被写体に色を正しく表現するためのもの。

ホワイトバランスは通常AUTOに設定しておけば、被写体に当たる光の種類に応じて変わる色味を自動的に調整して、白いものを白に近い色に仕上げてくれます。また、あえて光源の種類を設定し固定することにより、意図的に赤味を強くしたり青味を強くしたりすることもできます。

例えば、ホワイトバランスを電球に設定すると、電球の光の下では被写体は赤っぽく写るので、カメラはそれを調整して写真を青っぽくします。逆に写真を赤っぽくしたいときにはホワイトバランスを晴天にすれば、赤味が増した写真に仕上がります。
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